Category: カグラバチ

【ネタバレ】カグラバチ 第64話「ビカム侍」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第64話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。炭とイヲリの乗るバイクと毘灼の久々李は、街中でカーチェイスを繰り広げます。 【ネタバレ】カグラバチ 第63話「車追跡(カーチェイス)」感想、ネタバレ スポンサーリンク 居合白禊流を使うチヒロ 悩みながらも仕事を優先する久々李 チヒロと巻墨のチームで座村の娘・イヲリを久々李から守りましたが、まだ久々李はイヲリを諦めていません。良い斬り合いがしたいんだ、と言う久々李ですが、イヲリを攫うという任務もあり久々李は少し迷っているようです。 © 外薗健 カグラバチ 64話より いざ活気ある剣士が出てくるとそれはそれで困る、欲求を発散するよりやるべき仕事がある、と久々李は言うと、斬り合いよりイヲリを攫う方を優先します。一方、チヒロは久々李の刀を受けながら、巻墨との会話を思い出します。チヒロは自分を弱いと言い、自分の弱さのせいでハクリの現状を招いた、と自分を責めます。 © 外薗健 カグラバチ 64話より 巻墨の隊長・郎から、そりゃ過言だろ、と言われますが、座村と対峙した時に決定的な差があった、それが自分にはない圧倒的な“剣術”だ、とチヒロは言います。斉廷戦争での妖刀契約者は戦前からその道で名をはせていた剣豪達で、妖刀の使用歴で言えばチヒロは3年以上淵天を使っていますが、視えている妖刀の奥行は斉廷戦争時の妖刀契約者の方が明らかに上だとチヒロは言います。チヒロの話を聞き、剣術を極める事が、妖刀使いとしても一段階上へ登るために必要だと、と郎はチヒロの考えを代弁します。 ©…

【ネタバレ】カグラバチ 第65話「見真似」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第65話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。チヒロは自分の剣術の腕を上げて、妖刀使いとして一段階上を目指します。 【ネタバレ】カグラバチ 第64話「ビカム侍」感想、ネタバレ スポンサーリンク 24時間以内に居合白禊流をモノにすると決意するチヒロ 久々李が斬欲に負けてチヒロと斬り合いをしている間にイヲリと炭は無事にバイクで逃げ切ったようで、後はチヒロと郎が脱出するだけです。郎は脱出用移動陣を描く時間を稼ぐように、チヒロに合図を送ります。 © 外薗健 カグラバチ 65話より 居合白禊流の免許を得たのは座村と漆羽の二名のみ チヒロは居合白禊流で再び、久々李を攻撃しようとしますが、溜めが遅くなり上手く攻撃できませんでした。久々李はチヒロの使った居合が“白禊流”だと気付き、師事している者がいたなら最初からその流儀に徹しろ、と言いますが、師事はしていない、とチヒロは答えます。白禊流を会得するのは最高難度で、剣客・白廻逸夫が考案して以降、その免許を得たのは座村清市と漆羽洋児の二名のみ、以降誰も習得できず絶滅寸前の剣術らしく、チヒロの居合白禊流は形になっているので、久々李は座村か漆羽に師事していないならチヒロがここまで“白禊流”を使いこなせないと思い、くだらん嘘はつくな、とチヒロに言います。 © 外薗健 カグラバチ 65話より しかし、チヒロの眼は父親の六平国重譲りの特異な観察眼があり、この観察眼によって何度か見た座村や漆羽の居合白禊流を見様見真似で再現していました。見様見真似で“白禊流”を使っている事に久々李は驚きますが、郎は脱出用移動陣を完成させていて、チヒロに合図を送り、さらに久々李に煙幕を使います。煙幕で久々李がチヒロを見失っている隙に、チヒロと郎は脱出用移動陣で脱出し、チヒロと郎も毘灼から無事逃げ切ります。 ©…

【ネタバレ】カグラバチ 第66話「真実」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第66話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。毘灼から逃げ切れたチヒロ達は、京都殺戮ホテルに身を隠します。 【ネタバレ】カグラバチ 第65話「見真似」感想、ネタバレ スポンサーリンク 昼彦が京都殺戮ホテルを強襲 座村清市が父親だと教わる ずっと漠然とした寂しさがあったというイヲリは、チヒロから座村清市が自分の父親だと教わります。 © 外薗健 カグラバチ 66話より 父親に会った事はないと言いかけて、郎から記憶をいじったと言われた事を思い返し、イヲリは混乱します。郎からさらに、本当は父親と暮らしたことがある事、巻墨の工作によって忘れているだけである事、今登録されている名前や出生は全て偽装で本当の名前は座村イヲリである事を教わります。そして、チヒロから座村清市と漢字で書かれた紙を見せられ、あれ?なんか見たこと…、とイヲリはつぶやくと、チヒロは「斉廷戦争」について語り出します。 © 外薗健 カグラバチ 66話より 「斉廷戦争」とは? 二十二年前、南東の海域に突如“小国”が現れます。この小国は妖刀の原料となる「雫天石」の原産国で、その小国の民には生まれながらに雫天石への適性があったそうです。彼らは未加工の石を使用しても弾けることのない肉体を持ち、その小国による侵攻が始まったそうです。…

【ネタバレ】カグラバチ 第67話「ザ殺戮ホテル」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第67話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。チヒロはイヲリに、座村清市や「斉廷戦争」について知っている事を話します。 【ネタバレ】カグラバチ 第66話「真実」感想、ネタバレ スポンサーリンク 昼彦が京都殺戮ホテルを強襲 チヒロの死亡を信じていた昼彦 第59話でチヒロを殺したと座村に言われてチヒロは死んだと信じていた昼彦ですが、斗斗にチヒロは生きていたと聞かされて涙が出るくらい喜んでいます。やる気が出てきたと言い、座村の娘の居場所を従業員に聞こうとする昼彦ですが、そこに総支配人の戦国与次郎が話しかけてきます。 【ネタバレ】カグラバチ 第59話「暗転」感想、ネタバレ © 外薗健 カグラバチ 67話より 京都殺戮ホテルの従業員は全員が剣士で、実力はピンキリのようです。しかし、礼玄一刀流・免許皆伝で大師範の戦国与次郎は別格のようで、戦国与次郎は他の従業員に手を出させず一人で昼彦と斬り合います。斗斗は、昼彦は妖術師の中ではかなり上澄みではあるが、妖術ありきで剣術を碌にやったことがなく、さらに酌揺と命滅契約を結んで自分の妖術を失った昼彦には戦国与次郎の相手は厳しいと分析します。しかし斗斗は、怖いからじっとしとこ、と心の中でつぶやきます。 © 外薗健 カグラバチ 67話より…

【ネタバレ】カグラバチ 第53話「暗がり」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第53話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。チヒロは毘灼に関する全ての情報を吐かせてやろうと、昼彦と戦います。 【ネタバレ】カグラバチ 第52話「2人きり」感想、ネタバレ スポンサーリンク チヒロ対昼彦 週刊少年ジャンプ 2024年46号では、表紙&巻頭カラーです。 © 週刊少年ジャンプ 2024年46号より © 外薗健 カグラバチ 53話より © 外薗健 カグラバチ 53話より…

【ネタバレ】カグラバチ 第68話「変幻」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第68話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。チヒロは死亡していると信じていた昼彦、斗斗からチヒロが生きていると聞きやる気が出てきます。 【ネタバレ】カグラバチ 第67話「ザ殺戮ホテル」感想、ネタバレ スポンサーリンク チヒロ対昼彦、再び 死体の脳みそから情報を探れる妖術があるのか不明ですが、チヒロ達の部屋の場所は戦国与次郎の脳みそに聞いたと昼彦は言います。さらに京都殺戮ホテルの宿泊客は過激な奴ばかりで、皆このフロアに向かっていると言うと、昼彦はイヲリに挨拶をしますが、直後にいきなりイヲリに斬りかかります。 © 外薗健 カグラバチ 68話より 昼彦の攻撃はチヒロが防ぎますが、戦国与次郎の頭を真っ二つに斬り返り血がイヲリの顔に付きます。この状況にイヲリは恐怖の表情を浮かべますが、昼彦は千鉱に座村の尻拭いをさせられて大変だなと言うと、娘が襲われている事も知らず座村は今まさに契約者殺しに動こうとしていて、とんだ間抜けだ、と座村を嘲笑します。 © 外薗健 カグラバチ 68話より チヒロは昼彦ごと、1階へと落下 チヒロは学校に戻りたいと言うイヲリは、もう俺たちとは関係ない、と昼彦に言うと、エレベーターの中に昼彦を押し込み、天井のワイヤーを斬ると、自分も一緒に一階へと落下していきます。チヒロは落下していき自分だけ取り残されたイヲリは昼彦が言った、みんなこのフロアに向かってるだろうね、という言葉を思い出し焦ります。 ©…

【ネタバレ】カグラバチ 第69話「傷ノ男」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第69話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。チヒロと昼彦が再び決闘、一方イヲリと巻墨は封印を行う為に屋上に向かいます。 【ネタバレ】カグラバチ 第68話「変幻」感想、ネタバレ スポンサーリンク イヲリが“座村清市の娘”として覚醒 学校に戻りたいが、迷うイヲリ 京都殺戮ホテルの屋上にたどり着いたイヲリと郎、炭と杢にチヒロがカギを持って来次第封印を開始する事、支配人の戦国与次郎は殺られた事を伝えます。イヲリですが、学校に戻りたい気持ちはあるようですが、自分が封印を解こうとしたから悪い人が来てしまった、という事を気にしているようです。 © 外薗健 カグラバチ 69話より 久々李が乱入 イヲリは郎に、誰かの所為とかじゃなくてそもそも……全部…私がいたから……、と言いますが、そこに久々李が乱入してきます。 © 外薗健 カグラバチ 69話より さらに京都殺戮ホテルにいた宿泊客も多数屋上に上がってきます。毘灼側の人間の妖術で宿泊客達は洗脳されているのか、仙沓寺の時と同様、抑制のタガが外れたように、座村の娘をよこせ、と叫びながらイヲリに襲い掛かってきます。…

【ネタバレ】カグラバチ 第52話「2人きり」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第52話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。座村と漆羽のいる仙沓寺に、国獄温泉の倍以上の敵戦力が襲撃します。 【ネタバレ】カグラバチ 第51話「座村」感想、ネタバレ スポンサーリンク チヒロを劇場へと誘導する昼彦 毘灼の情報を全て吐かせる 毘灼についてはチヒロも神奈備もよく分かっておらず、大きな動きを見せたのは3年前の六平国重と刳雲契約者の暗殺事件だけです。その後は神奈備が対応を強化すると毘灼はすぐに身を潜め、諜報に尽力するも未だに組織の輪郭は掴めていません。香刈緋雪は、それでこの…後手に回り続ける現状だよ、と嘆きますが、昼彦と対峙したチヒロはこの流れを斬り、目の前の毘灼から構成員・計画そして目的、知る全てを吐かせようとします。 © 外薗健 カグラバチ 52話より 一方、昼彦はチヒロが戦る気になって嬉しいようで、同じ18歳だとチヒロに教えます。さらに昼彦は3歳の頃に“人を殺す”という選択肢を知り、俺の血肉は“殺し”で出来ているとチヒロに言います。しかし、周りの同じ年の子はそうでもないらしく、今日までずっと…対等に友と呼べる奴はいなかった、と昼彦は語ります。 © 外薗健 カグラバチ 52話より 同じ“殺し”に塗れた18歳と言われ激怒するチヒロ でも、六平千鉱…お前となら友達になれる、ようやく出会えた、“殺し”に塗れた18歳俺と…おんなじ、と昼彦の一方的な語り口に、チヒロは国獄の護衛が皆殺しにされた場面や、父親の六平国重が殺された場面を思い出し、昼彦に激怒します。チヒロは毘灼と同じ人殺しと一緒にされた事に怒り昼彦に斬りかかりますが、他の雫天石を持つ妖術師が現れ邪魔をします。昼彦は一緒!と言うと、自分を昼彦って呼んでいいよと言い、他の妖術師にチヒロを任せます。…

【ネタバレ】カグラバチ 第70話「『居合白禊流』」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第70話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。ホテルの屋上に座村の娘を狙う宿泊客達が殺到、巻墨は必死にイヲリを守ります。 【ネタバレ】カグラバチ 第69話「傷ノ男」感想、ネタバレ スポンサーリンク チヒロ、“最速”に届く 屋上に向かうチヒロと昼彦 イヲリのクラスメイト井倉に鍵を託したチヒロですが、さすがに目の前であからさまに鍵を託され屋上を目指すように言われると、屋上に急ぐしかないと昼彦は言うとエレベーターで屋上へ向かおうとします。 © 外薗健 カグラバチ 70話より 剣客・白廻逸夫が考えた“最速” チヒロは昼彦を止めようと居合白禊流で斬りかかりますが、防がれてしまいます。まだ居合白禊流の速度が足りていないようで、チヒロは舌打ちします。ここで剣客・白廻逸夫は“最速”こそ最強であると考え、最速を求めた白廻は独特の構えを提唱します。この構えこそが対象(てき)に向かう推進力を最も生み、最高速度に乗った状態のまま斬撃を可能にすると白廻は言いますが、当時白廻は皆に嗤(わら)われたそうです。剣術居合における常識とはまるで異質の持ち方で、抜刀から対象に届くまでに刀を半回転させる必要があったからです。 © 外薗健 カグラバチ 70話より 抜刀の直後に“持ち替え”が必要なのは無駄だと言われたり、せっかく込めた玄力が乱れて逆効果だと言われたりと、周りからは散々な言われ方でした。しかし、結局は白廻の浪漫を嗤った奴は、残らず最速(おれ)に斬られて死んだそうです。…

【ネタバレ】カグラバチ 6巻 夜更け のネタバレ、感想

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチの6巻 夜更け の感想、ネタバレです。 6巻は、第47話から第56話まで掲載されています。 前巻、5巻の感想、ネタバレはこちらの記事です。 【ネタバレ】カグラバチ 5巻 熱狂 のネタバレ、感想 スポンサーリンク 6巻 6巻の表紙は、漆羽洋児と座村清市、それとチヒロと昼彦が描かれています。 © 外薗健 カグラバチ 6巻より 第47話 漆羽 神奈備本部でチヒロが尋問を受けている最中に、毘灼は所有者を殺そうと慚箱・国獄を襲撃します。神奈備は毘灼を討つ為、一時的にチヒロを利用することを決断、チヒロとハクリに国獄から脱出した妖刀契約者と合流し、彼を護衛するよう命令します。その脱出した妖刀契約者・漆羽洋児は六平国重に心の底から尊敬しており、彼が毘灼に殺されたと知ってから、生きる気力が湧かない状態になっていました。 ©…

【ネタバレ】カグラバチ 第71話「勝負」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第71話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。鍵を託された井倉を追って、昼彦は屋上へとエレベーターで向かいます。 【ネタバレ】カグラバチ 第70話「『居合白禊流』」感想、ネタバレ スポンサーリンク 封印されていた8~9年前のイヲリの記憶 8歳のイヲリ 封印されていたイヲリの記憶が蘇ります。イヲリが8歳の頃、母親のイノリが倒れたようで、座村清市はイノリがいる病室に見舞いに来ています。そこにはイヲリもいて、座村が久しぶりだなと声をかけますが、覚えてるわけないでしょ、とイノリに言われます。ここではイノリの肩書が『座村の元妻』とあるので、この時点で既に離婚しているようです。 © 外薗健 カグラバチ 71話より イノリは暫く入院するので帰れないからとイヲリを座村に任せようとしますが、座村は、オレには…無理だ、と断り、妹がいるだろ、と言いイノリの妹に任せられないか聞きます。しかし、イノリの妹は神奈備で働いているそうで、妹にそんな暇はないとイノリは言います。座村は自分の手は血で汚れているので娘は抱けないとイノリに言いますが、離婚の時に何千回と聞いたセリフのようで、じゃどこに預けるのよ、とイノリは座村に言います。結局、イノリから未来に目を向けてと言われ、座村はイヲリを預かることにします。病院を出た座村はイヲリを連れて、居合白禊流の道場へと寄ります。 © 外薗健 カグラバチ 71話より 母親を置いてけぼりにした座村を嫌うイヲリ 道場で剣術を習っている人達に、座村は娘としてイヲリを紹介します。道場の人達は座村に娘がいた事に驚きますが、イヲリに座村がどれだけ凄いかを教えます。この街の警官は皆、座村に定期的に剣術を習っている事、妖刀の契約者で戦争の英雄である事、今この国が在るのはこの人のおかげである事、をイヲリに教えますが、別に英雄とかどうでもいいとイヲリは反発します。イヲリはイノリから、父親がずっと戦争(かこ)のことでウジウジして妻と娘の事をほったらかした最低の男で、ああいう男を好きになっちゃだめだよ、と言われていたようで、イヲリは座村の事を嫌っています。しかし、病室でイノリから、少しの間だけお父さんの言うこと聞くのよ、と言われたので、仕方なく座村と一緒にいるようです。…

【ネタバレ】カグラバチ 第72話「未来」感想、ネタバレ

週刊少年ジャンプで連載中のカグラバチ 第72話のネタバレ、感想です。 前回の記事はこちらです。封印されていた8、9歳の頃のイヲリの記憶が明らかになります。 【ネタバレ】カグラバチ 第71話「勝負」感想、ネタバレ スポンサーリンク 毘灼統領・幽の予言 イノリの通夜の後に現れた幽 元嫁・イノリの通夜が終わった所だからそっとしておいて欲しいと言う座村に、“英雄”にお礼が言いたいと幽は言い、斉廷戦争について話し始めます。 © 外薗健 カグラバチ 72話より 斉廷戦争は突如現れた小国の民がこの国に侵攻してきたもので、小国の民は生まれ持つ残虐性と雫天石に適応する強靭な肉体で最初は順調に侵略を進めたそうです。しかし、英雄たちと妖刀の登場で悪辣な小国の民は“掃討”され、この国は守られたとされていますが、幽は“掃討”の経緯について民衆には語られていな過程があると話します。妖刀・真打の登場により戦況は逆転し、そこから快進撃で敵をぐんぐん押し返し、英雄達が敵の国土に足を踏み入れて終戦も目前の頃に、敵は白旗をあげたそうです。 © 外薗健 カグラバチ 72話より 乱心する剣聖 また、小国の民の生まれ持つ残虐性に関しても人の性が一様であるはずもなく、小国の民は雫天石に適応する特異体質を有するだけの人間だと幽は言い、侵略を率いた小国の王家が失脚し彼らは“降伏”を選んだそうです。しかし、条約が締結され一度和平が成立しますが、戦を経て無数の屍を踏んだ剣聖は乱心してしまい、戦いを継続、小国の民を殲滅しようとします。…